辻麻里子さんと親交が深く、スイスやイギリスの旅にも一緒に行かれたスイス在住のエッカー順子さんから「チタン・ジュエリー」と「アンク」について、辻麻里子さんとの思い出も含めてコメントをいただきました


辻麻里子さんのアンク「ANKH」


アンク・ジュエリー

カレンダーやダイアリーを制作していた際、麻里子さんはすべての日が誰かの記念日だと気づき、両方の視点を獲得することが大切だと語っていました。G曰く「個であり全体、全体であり個、すべてを包括する視点に立つこと、それがゼロポイントなのだ」
大切な記念日。その一つが8月28日「アンクの日」。2007年8月28日 満月、月蝕。この日はアンクのエネルギーを地上に降ろすべく、時間軸と空間軸が整合化されるポイントがあり、「ライオンの尻尾から土星が去った頃、本物のアンクと太陽の光を晒すのだよ」とファラオが告げたそうです。構想、企画、制作年数はおよそ2万6千年、少なく見積もっても1万3千年、感情、思念に反応しないチタンで作られたアンクの誕生です。


「数千年の時を超え、アンクをチタンで作ってみました。アンクとは生命の護符、永遠の愛、循環を続けるものの象徴。そして、宇宙創造の原理をあらわしています。チタン製のアンクは、
太陽の祝福「サン・ゴールド」(金色) 
月の鏡「ムーン・シルバー」(銀色) 
智慧の鍵「スペース・ブルー」(青) 
深淵の鍵「アヌビス・ブラック」(黒)
豊潤の鍵「アカシック・ヴァイオレット」(茶色) の計5色 アンクのサイズは高さ33㎝。随所には黄金比や素数が含まれています。」(インフィニティ88 2007年購入サイト)

 



月の鏡「ムーン・シルバー」(「チタン・22・シルバー」「ペガサス・シルバー」「ルナ・シルバー」)は、「ムーン」というネーミングのわりに月のエネルギーを明らかに超えていて、銀河の中心からやってくるような微細なエネルギーで、次世代のスターチルドレンが好むそうです。また、秋分の日にはアンクの塗り絵の会「アンクでゆこう」が開催されていました。(『6と7の架け橋』P180 生命の護符アンク)

私の手元には、飛翔するペガサスのようにスイスに飛んできた銀色、麻里子さんからの贈り物の金色、そして世に出てから7年後に突然現れた黒のアンクがあります。この深淵の鍵「アヌビス・ブラック」は自分自身の内面を深く見つめ、本来の自分自身を知る鍵でもあり、豊潤の鍵「アカシック・バイオレット」は、自己肯定を促して、明るい未来を照らす鍵、新しい関係、つながりでもあるそうです。

TUT-ANKH-AMEM

2007年11月11日、アンクについて麻里子さんは、こんなことを綴っていました。(アヌビスの言葉の抜粋を含む)

「TUT-ANKH-AMEM=ツタンカーメンの名前には、アンクが入っている。
ツタンカーメンの名前を象形文字で書くと……このPCでは象形文字を表記できないが……
真ん中にアンクの形状が入る(スカラベが入るものもあるが)。では、なぜ、今、このタイミングで、ツタンカーメンなのか?それは、アンクの情報の解禁と関係があると思われる。
今日は11月11日『すべてを映し出す鏡のような日』なので、アンクの情報を開示してもいいらしい。

アンクとは、生命の護符。永遠の愛など、循環するものの象徴であり、宇宙の創造の原理をあらわしている。具体的には、「直線」で表現されるものと、「曲線」で表現されるものの統合を意図し、太陽と月、プラスの極性とマイナスの極性を統合し、ゼロポイントの領域を作りだすことに適している。

 



かつて正しいアンクの知識(宇宙創造の原理)は、ファラオなどごく一部のものだけが知っていた。または、ある一定の領域にまで意識を高めたものにだけもたらされたという。しかし、今はファラオでなくても、ごく普通のわたしたちでもアンクを持つことができる。
アンクというと、古代エジプトのものと思われるかもしれないが、その軌跡を追跡調査すると、それよりももっと以前のものである。海に沈んだ文明や名前も聞いたこともないような文明でもアンクの叡智は使われていた。さらにさかのぼると、アンクとはシリウスの叡智である。この叡智を使うには、その形状と質量、色、方位が重要である。形状は直線と曲線を結び(結び目はテクノロジー)、黄金比やフィボナッチ数列、素数や特別な数字など、その数学的要素(もしくは周波数)が重要であり、色と音の波長を用いる(色と音と方位のテクノロジー)。

 



しかし、なんのためにアンクが必要だったのかという究極的な問いに対する答えは、一例をあげると、それは意識を進化させるため、そして、宇宙の創造に参加するためであった。宇宙は目に見えるこの3次元だけではない。そして、進化の螺旋ははるかかなたまで続いている。宇宙意識の乗り物としての3次元の肉体があり、アンクには3次元の肉体とそれ以外の次元の意識体をつなぐ役割もあった。また、アンクは光の方向を指し示す、方向指示器の役割も果たしていた。もちろん、意識や魂を進化させる方法はさまざまあり、アンクだけがすべてではないので、半信半疑で聞いていただいて結構ですが、なぜ、のタイミングでアンクが(Tut-ankh-amen が)外に出てきたのか?そのことについて、考えてみてほしい」

 



太陽の国へ

アンクについては、『6と7の架け橋』《ファラオの夢》に詳しく解説されています。ここで主人公マヤは、太陽の国の扉を開けるには、知恵の紋章と勇気の紋章の他に、もう一つ何かが必要なはずだとアヌビスに問いかけます。
以下、アヌビスの言葉を抜粋。

「知恵と勇気の他にもう一つ必要なもの、それは愛と呼ばれる光のことでしょう。その光は生命という名前でも呼ばれていますね。生命に対してあなたがどのようなものを思いを描くかによって、アクセスできる次元が変わるのですよ。それが、今まで決して明かされることのなかった『次元の秘密』なのです」

「……これは、アンクと呼ばれている聖なる紋章で、光からできた、生命の護符でもあるのです。……生命の護符とは、すなわち、宇宙にあまねく拡がる創造のエネルギーでもあるのです。図形のフォーメーションと同じく、アンクも多次元にアクセスできるツールです。
アンクの力を正しく用いることができれば、あなたは太陽の国の扉を開けることができます。この紋章は常に、あなたを光の方向へと導いてくれるでしょう……」

「……アンクの形は、宇宙の基本的な要素を具現化したものです。宇宙の基本的な要素とは、火、水、土、風、光、そして、ゼロポイントです。……アンクの解釈は生命の解釈と同じように多次元的で、どのレベルでアンクとつながるかは、あなたの選択次第なのですよ。
その一例をあげますと、アンクとは①黒曜石のペンダント②振り子③バランスを取る④方向を指し示す⑤太陽の国の扉を開ける鍵⑥スターシード⑦音叉⑧次元をつなぐ⑨異なる世界に橋を架ける⑩光を生み出す⑪自らの心を映す鏡⑫創造のエネルギー ……その他にも無限に意味がありますが、このアンクはあなた自身なのです」

そしてマヤは、アヌビスから受け取ったアンクを首にさげて光の道を、太陽の国へと…

図形のフォーメーション 

ワークショップなどで何度も重要な図形だと話していた「図形のフォーメーション」。
そこには縦軸の上方に「ハイパーゼロポイント」、下方には「生命の護符」、横軸の左側には「勇気の紋章」、右側には「知恵の紋章」、そして、縦軸と横軸が交わる点に「ゼロポイント」があります。(「6と7の架け橋」P159図形のフォーメーション)

これは、球体の形にするためにXYZの軸線が取られていて、大サービスで出された図形だとか?
3次元でも見えやすいハイパーゼロポイント。もっと高次元に行かないと見えないゼロポイントの図形。ゼロポイントを掌握するためには、直線と曲線が合わさっている、生命の護符であるアンクはなくてはならないものだそうです。

また、ハイパーゼロポイントは図解で「永遠の今」を説明することができます。無限大のインフィニティの形「時間の輪」は過去と未来を統合する現在、数字の8の形「光の輪」は中心が人間で宇宙と地球を統合するものを表しています。
この宇宙空間において最もパワフルなポイントは、過去と未来を束ねた「今」と天地を結んだ「ここ」を統合した「永遠の今」。

G曰く「この宇宙の中で一番光に満ちている場所。その答えは常に、今ここ、ハートの中心なのだ。今ここ、自らのハートの中心にあるゼロポイントに完全にフォーカスできれば、時空を超えて、永遠の今を生きることになる」

永遠の今に生きる時、そこは「太陽の国」になる

2024年、断面が楕円形のリニューアルされた「チタン・アンク」が誕生しました。麻里子さんが問いかけた「なぜこのタイミングでアンクが外にできたのか?」そのことについて、想いを馳せてみるのもいいかもしれません。

  
エッカー 順子